そこもメモ

韓国ご飯やオタ活、買ったものについてまとめてます〜

「浪費図鑑」を読んだ話

先日以下の記事のキャンペーンに応募したらはてなさんから「浪費図鑑」が送られてきました。

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以前から気になっていた本なので、こういう形でゲットできてラッキーでした。なのでラッキーって気持ちとありがとうございましたってことで本の感想と自分語りをしようと思います。

(「浪費図鑑」がどんな内容の本かは上のインタビュー記事を読んでください)

 

まず思ったのが、話を書いてる方の年齢層が20代後半~30代という年齢の方が多かったこと!日本のアラサーの女、めっちゃ課金しとる!!!!!

そして私がいまkpopのドルオタをしていて、一年前まで地方から東京や大阪、名古屋、福岡、北海道、愛媛やらにガツガツ遠征するオタクだったので、めっっっちゃくちゃに言ってること分かる!!!って思いました。

特に共感したのは「地下声優に課金する女」と「EXOに課金する女」の2本です。私は地下ではなくメジャーな声優のオタクをしていたことがあったんですけど(てか声優という存在が地下だから地下声優って言葉なんか不思議)、声優オタクも金がかかるんですよ!

基本イベントに参加するためには、好きな声優の出演アニメのDVDを購入(4000~7000円程度)してそこからイベント参加抽選に応募するんですけど、参加してもトーク中心なので当たりハズレがあったりするんですよ……。当選してもイベントチケ代払う必要があったり…。私は声オタしてるときは地方住みだったので、一回の遠征で交通費とホテル代で5万くらい出してたので、声優イベントでクソみたいなトークとか企画とかされるとマジでムカついてました。

ドルオタになった最初のころはコンサートのチケット抽選に無料で参加できることがすごく新鮮でした。声優イベントの場合は、アニメDVDやCDを買わなくても抽選に参加する権利あるんだ!みたいな。今考えると普通なんですけど。てか、イベントに参加できるのか分からないのにDVDに金出すっていま振り返ってみても声オタってコスパ悪すぎない?

そもそも私そんなにアニメオタクでもないので、実家に中途半端な巻数のアニメDVDがそこそこあるんですよね…。買って抽選ハガキだけ使って本編見ないとかめちゃくちゃありました。アニメ自体は放映時にリアルタイム視聴するので、DVDで振り返る必要を感じないんですよね。

あと、イベント抽選特典だけじゃなくて、アニメラジオのCD特典とか、ドラマCDとか、特典映像とかで好きな声優が出てると買ってしまったり。DVD全巻購入特典で、CDとかDVDの特典がつくことになると、アニメの円盤購入リレーをしないといけなくて、毎月4000~7000円の出費が確定するのでそれもしんどいんですよね…。アニメの円盤全巻集められるやつ、富豪じゃね?

あと好きな声優がBLCD出てたら買うしね…。BLCDも意外と高くて1枚3000円、2枚組で5000円するし。後半はBLに出ない声優にハマったのでBLCDは買わなくなったんですけど…。だからオタク仲間でBLCDとか特典CDの貸し借りとかしてました。懐かしい〜!

声優オタは大学時代から社会人3年目?とかまでガッツリしてたんですけど、本当に金がなかった記憶しかない!!!!いまもないけど!!!

それなのに社会人になって3年目までは月2~4回上京してたし。遠征費だけでいくら使ったのかわかりませんが、声優だけに100万、200万は確実に使ってる気がする……。地方時代は遠征費が一番財布に打撃が大きかったかもしれません。

 

まあ上で「え?愚痴?」みたいな話を延々書いたんですけど、実際はそのころを思い出すとめちゃくちゃ楽しかったです。

金を使うって楽しいんですよ。マジで。貯金が大切なことってオタクみんな知ってるんです。分かってるんだよ。でも金を出して自分が幸せになれるってすごく手っ取り早くてシンプルなんですよね。だからみんなゲームやアイドルや化粧品やホストやディズニーランドに課金するんだと思います。

そしてそれってすごくストレス解消になる。

多分だけど、課金タイプのオタクってすごくお仕事頑張ってるタイプの子が多いイメージです。で、その分のストレスや「何のために働いてるのか?」って気持ちが次第に「こんなに頑張って働いてるんだからお金を使っていいだろう」ってところにつながるんじゃないかな?わかんないけど。

オタク以外で浪費しがちな人はブランド物とか買うんだろうけど(いや知らんけど)、結局買った後の実用性よりもその時の気持ちとかその先の快楽が麻薬になってみんなお金使うんだと思います。

ストレスを耐えた後にやってくる快楽って病みつきになる気がする。

少なくとも以前の私はそうでした。いまは前よりストレスの少ない環境にいるので、そういう気持ちは薄くなったけど、やっぱりお金を出して楽しい気持ちになるのはやめられないです。そしてお金は今も貯まりません。

貯金はたまらないし、この年齢で金ねーのやべー…って自己嫌悪に陥るけど、好きなことにお金を出して、会場に足を運んで、一生懸命に歌って踊るアイドルに歓声を送るのはめちゃくちゃ楽しいです。

多分声優の時みたいに、kpopに関しても、もういいやって思ってオタやめる時が来ても、いま経験している楽しい時間の記憶は10年後も20年後も残ってると思う。てか、そのくらい強烈な快楽があるからオタクずっと続けてるわけで。これからもずっと何かのオタクだし、何かに浪費し続ける人生だと思います。

私は自分のなかでは浪費って言わなくて投資って言ってるんですけどね…。お金を出すことによってアイドルたちからパフォーマンスという形でリターンをもらっているので。人は利益がないとお金出しませんから。相応の利益を自分が受け取れていないと感じたら、私はジャンル撤退します。損切りマジで大事です。

 

「浪費図鑑」を読んでいて一番テンションがあがった文章は竹中夏海さんのインタビューでの言葉です。そのなかで、アイドルにとって一番うれしい応援は「肯定」って話があったんですけど、私はそれがすごくうれしかったです。

なぜなら、私がいま一番推してるアイドルに対して肯定の気持ちしかないので。マジでいま推してるアイドルには肯定の塊です。推しに対して本当に世界で一番かわいくて賢くてかっこよいい男の子だと思ってます。最高です。

なので最近は推しの現場にいったときには全力で声出すようにしてます。私は基本コンサートでは無言でオペラグラス覗いて推しを追いかけてるタイプだったんだけど、いまの推しが明らかに承認欲求が強めなんですよ。インタビューやいろんな言動を見てても明らかに愛されることを自信や活力につなげてる。そんなのクソ愛しいじゃないですか。だから、現場行っても全力で「かっこいい!」とか「本当に好き!」とか叫びます。超叫びます。本当に好きだし、それが伝わってほしいので。それがほかの人の声に掻き消えたとしても、ファンの大きな声援として頑張って踊って歌っている彼らに伝わってるならもうそれで満足です。

最近コンサート会場にいると、もらったものを声援として返して、彼らがもっとその瞬間に全力を尽くしたいって気持ちになって、私もさらに楽しくなるっていういい循環ができたらいいなあ〜とか漠然と思います。

 

SHINeeのテミンちゃんが最近ソロ活動でインタビューを受けているのでよく読んでいるんですけど、そのなかで『毎回コンサートでは客席が埋まっているのか心配で、スタッフに会場の様子を聞く』『実際に舞台に立って客席が埋まっているとホッとして涙が出そうになる』『メンバーとも舞台裏で本番前は「客席埋まってるかな?」「きっと埋まってるよ」って話すし、コンサート中は「客席が埋まっていてよかったね」と話す』みたいなことを言っていたんです。それを見てちょっとビックリしました。

SHINeeって現在9年目のアイドルなんで、日本でも地道に活動を続けていた結果、東京、大阪のドームツアーを3年連続行っているようなチームなんです。そんな彼らですら毎回果たして客席は埋まっているのか?という緊張感や不安を持っているってことに素直に驚きました。

きっとその不安はSHINeeだけじゃなくどのアイドルも、俳優さんも持ってるものじゃないのかと思います。

だからそんな彼らを肯定したいな〜って最近改めて思いました。肯定するためにお金を出して、チケットを買うし、CDやDVDやグッズを買うよな〜〜って。

お金使って自分が楽しくなってるのに、アイドルも嬉しいってなんかもう幸せすぎじゃないですか。幸せ空間すぎる。コスパ良すぎ。win-win

ってやつが爆発しとる。

 

そういえば、私最近オタ活するなかで夢があるんですけど、いつか推しと接触するイベントが開催されたら「本当に推しのことが大好き!」ってことを直接伝えたいな〜って思ってるんですよね。

元は接触イベントに本気で興味ないんですけど、いまみたいに遠くから推しに「好き〜〜!」って叫ぶんじゃなくて直接本人に好きだし、本気で可愛く思ってたり、応援してるって気持ちを伝えてたいな〜って。そして少しでも推しが嬉しくなってくれたら嬉しいな〜〜って思ってます。

そのためには多分韓国に飛ぶ必要あるし、大体10万以上は金積む必要あるんですけど、機会さえあれば全然安いよなって思ってます。

推しに直接好きって言うだけで10万とか15万とかマジで安い。そんできっと承認欲求強めの推しは喜んでくれると思う。多分。妄想だけど。

ちょっと照れながらカムサハムニダだか、ありがとうだか言ってもらえたらマジで私死んじゃうと思います。てか、目があって笑ってくれたらそれで嬉しい。10万改めて安い。

オタクとの接触めっちゃ大変だろうし、ほぼ流れ作業だろうけど(アイドルの接触イベントに参加したことないから分からない)、なんかもう〜〜とにかく〜〜推しを肯定したい!肯定するために金を出したい!出させてくれ!無い金を出す!(?)

「浪費図鑑」を読みながら、愛は金で表明できるなと改めて思いました。

 

ちなみに最近わたしが「金使ってる!」と実感したのは、SHINeeの京セラドームコンが終わったあとに、その足で銀行に行って東方神起のドームツアーチケットのため7万振り込んだ時です。

お金使うのって本当に楽しいです。